苫米地式コーチング認定コーチとして独立して様々なご質問をメールで受けるようになりました。
今回は、その中の一つを共有したいと思います。
『内面を変えるためにどの書籍を読めばいいですか?』
当然の質問ですよね。
なぜなら、苫米地式コーチング関連の書籍は200冊以上あるからです。
書籍の内容は、様々なジャンルや事柄に及んでいます。
そして、著者の苫米地博士が、数多くのジャンルとコーチングを関連付けて非常に分かり易く解説して下さっています。
読む本に迷うほど膨大な知識が私達の目の前にあるということです。
贅沢な悩みですね。
コーチングを好きなだけ学べるのは日本だけです。
内面を変えたい人には最高の環境が整っています。
最高ですね。
思う存分学びましょう。
しかし、物凄く豊富な情報量だからこそ、どの書籍を読めばいいか分からず、その解決方法としてお問い合わせを頂くのだと思います。
内面を変えたい、でも、どの書籍が一番自分に合っているか分からない。
だから、コーチに相談しよう。
自然な流れだと思います。
ですので、私が何か選択する際の基準をお話したいと思います。
『自分の無意識の選択を信じる』
私は、自分の無意識の選択を信じています。
なぜなら、私達は自分が重要だと思っている事しか見ることが出来ないからです。
スコトーマのRAS原理ですね。
例えば、春先に初めて訪れた街で満開の桜が視界に入ってきたら、日本人なら必ず気付きますよね。
綺麗だな、お花見したいな、と誰でもそう思うはずです。
日本人の私達にとって満開の桜は特別だからです。
特別であるということは重要だと思っているのと同じです。
だからその場所が、初めて訪れる場所だろうが、外国だろうが、満開の桜が視界に入れば必ず気が付くわけです。
一方で、桜に興味がない外国人はどうでしょう。
満開の桜を目にしても他の花が咲いている樹と変わらない印象のはずです。
花見がしたいと思うはずがありません。
満開の桜が視界に入ったとしても特に気が付く事もないでしょう。
彼らにとって桜は重要ではないから。
いくら桜が満開で奇麗だとしてもスコトーマの原理で見えないのです。
外国人に『お花見したくなるでしょう』と聞いても、『いや、別に、、、』と言われるのがオチです。
このことは全ての事柄に当てはまります。
内面を変える方法を知りたくてどの書籍を読もうか迷っている状態にも当てはまるのです。
つまり、内面を変える方法として私が読んで良かったと思う書籍は、他の人が読んだとしても私と同じ印象を感じないということです。
もちろん、苫米地博士の書籍は全て良書です。
この事に議論の余地などありません。
私が言いたいのは、私に見える物と他の人に見える物は違うということです。
私が重要と思っているものは、他の人には重要ではないから。
この世に同じマインドは存在しないから。
であれば、私に合った書籍を他の人にお勧めする事は出来ないことになります。
ですので私は、書籍をおススメしていません。
というよりもおススメできないのです。
ですので、内面の変え方を書籍で学びたいという方には、
『タイトルと内容を見て自分で決める』
のがベストです、とお答えしています。
なぜなら、自分が重要だと思っている事しか見ることが出来ないのだから。
自分が重要だと思っているものは自分しかわかりません。
ということは自分の無意識の判断に従えばいいということになります。
今の会社で働いているのはあなたにとって重要だったからです。
だから今の会社を選び働いているのです。
人生においてお金は大切です。
その収入源を確保するために自分が望む会社を選ぶのは当たり前です。
人生を左右する就職先を他人に決めさせる人はいませんよね。
他人にアドバイスを求めることは全く問題ありません。
誰だって求めますよね。
しかし、最終的には誰もが就職先を自分で選んで決めます。
自分にとって重要な物は自分しか分からないから。
だから自分で決める必要があるのです。
その判断が結果的に望ましい形になるか分かりません。
それでもいいのです。
望まない結果になったら軌道修正すれば。
それでも、自分の無意識から生まれる判断に従う。
誰でも出来ます。
簡単ですよね。
タイトルを見ればどの様な内容が書かれているか分かります。
内容もネットで検索できます。
タイトルから書籍を選び内容を確認する。
それが、今自分が知りたい事と一致すればその書籍を読めばいいということになります。
私は今でもこの方法で書籍を選んでいます。
苫米地式コーチング関連だけではありません。
全ての書籍はこの方法で選んで読書をしています。
直感というやつですね。
論理的に考えるのではなく、これが読みたいと感じる書籍を読む。
そう感じたということは、マインドが重要だと思っている証拠です。
迷わず手に取り読み始めましょう。
これは書籍を選ぶ時だけに限った事ではありません。
人生を生きていく上で全ての選択の際に使用します。
他人の意見は参考にしますが、鵜呑みにはしません。
マインドが違うのですから。
自分が重要だと思ったことは自分しかわかりません。
自分が重要だと感じたことを選ぶしかないのです。
だから、自分が読みたい書籍を読むのです。
自分が感じた選択をするのです。
それが正しい選択だから。
今回は以上です。
ありがとうございました。